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「のだめカンタービレ」というドラマが月曜日の9時から放送されている昨今。サッコン。作曲コンクール。略して「サッコン」。オスマンサッコン。



のだめって実写にするとぶりっ子という印象になってしまった。

ぶりっ子でないならばヲタだ。

ヲタでないならば変人だ。



というか、のだめは変人だった。







ところで先日の話。



友人に「のだめ録画すんの忘れたから貸して」と言われた。



我が家はPSXにハードディスク内臓でそこに録画してあるらしい。もうこの時点で「は?」って感じなのに、説明書を読めば意味がわかる。鬼才。アイアム鬼才。ミハエル鬼才シューマッハまりこ。強そう。



そして何故かDVD-Rを所持しているのでコピーしてあげる。この優しさ。温もり。母か。大地の母か。大地は母か。大地が母か。お前の母ちゃんはデベソか。



ちなみに友人に「来週の月曜日までに貸してね」と言われた。



そりゃそうだ。ごもっとも。



というわけで本日コピーして「できたよ」とメールで報告した。学校もバイトも違う友人なのでいつ渡すかが問題だった。家も少し遠い。というか、お互い詳しい場所がわからない。というか、そもそもお互いの都合の合う日が無い。



「じゃあ車狂に渡しとくから」と言った。すごく画期的だと思った。名案だと思った。だって「じゃあ来週の月曜日以降でいいや」とか言い出す始末だから。それよりははるかに知能レベルの高い発言だと思った。



「そこまでして俺に会いたくないのかよ」と言われた。ちなみに言っておくが彼は男だ。今更言う必要ねーよ。じゃあ会いたくねーよ。結局「来週でいいよ」と言われた。そこまでして会いたいのかよ。お前誰だよ。トムかよ。あ、トゥーリオだった。トゥーリオかよ。誰だよ。尚更誰だよ。誰でもいいよ。D・V・D!D・V・D!弁償してくれんのかよ!脱げよ!D・V・D!D・V・D!あ、下ネタ。
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1人で盛り上がってる時に1人で盛り上がってる事実を告げられるととても悲しく寂しく恥ずかしくなるけれどでも楽しいこれ事実。
ミノルは、バイト先の一つ年上の南の事が好きだった。

南は、特別カッコ良いわけでもないし、背も高くないけれど、明るくてバカで優しいのに、彼女がずっといない所が好きなのだと、ミノルは頬を少し赤らめながら言った。



しばらくして、南に彼女ができた。

南は、周りに自慢するタイプではなかったが、周りの連中がからかうように彼女の話を持ち出すので、南も照れながら馴れ初めなどを話す。ミノルも、周りに合わせて「彼女の事何て呼んでるの?」とからかったが、余計悲しくなるだけだった。



南は毎日幸せそうだった。

彼女とは遠距離でなかなか会えないが、連休となると必ず会いに行った。バイト先に、彼女の住んでいる地方のお土産を買ってくるので、ミノルはまたからかいながらお土産を貰う。



だけど、ミノルは諦めなかった。

「ラブラブなのは最初だけだよ。彼女とは遠距離で、私は週に何度も会う。私にもチャンスはある。」と自分に言い聞かせていた。諦めなかったお陰で、バイトに行くのが楽しみだった。南と同じシフトの日は、とても幸せだった。



ある日、南と同じ時間にバイトを上がる事になっていた。

ミノルは普段あまりお洒落をしない。化粧は人並みにしているのだが、服装にやる気を出せないらしい。「家とバイトの往復だけだから。」と思っていたのだが、今日は南と同じ時間にバイトを上がるので、必然的に南に私服を見られる事になる。ミノルは南に見せる為に、お洒落をしてきた。

他の人から見れば、ミノルのしてきたそれは、特にお洒落に見えないだろう。だけど、普段Tシャツにジーパンのミノルが、スカートにブーツでキメてきたのだ。ミノルはバイトが終わるのを待ち遠しく思った。



バイトが終わって更衣室から出ると、男子更衣室の中から南たちの話し声がする。南はまだだ。もう一度更衣室に戻って待って、出てみると、男子更衣室はしんとしていた。



ミノルは慌てて外にでた。駐輪場に南がいた。外は暗かったが、南だとわかった。ミノルは少し早足で駐輪場に向かった。南がヘルメットをかぶってスクーターにまたがった。ミノルは小走りになっていた。あと15メートル。南の乗ったスクーターは大きなエンジン音をさせて去っていった。



ミノルは自転車に乗って帰った。

寒空の下、スカートで来た事を後悔した。







ミノルは「バカでしょ」と言って笑ったが、あたしはとても可愛いと思った。
今日もバイトで案内係りでした。

ホールのポジションで一番偉いところなのです。

そんじょそこらのガキには出来ない仕事なのです。

えっへん。



「いらっしゃいまへ何名さまでつか」とたずねると「朝日テレビですが」と言われました。わーお広島のテレビ局じゃない朝日wwwwwwwww朝日wwwwwwww眩しいwwwwwwwww



「西日本で一番大きい回転寿司屋だと伺ってきました」



だと?バーロー!!!!!



日本一だバーロー!!!!!



つまり世界一だバーロー!!!!!!
出席カードに名前と授業の感想を書いて提出するためだけに90分も拘束されるのは御免蒙りたかったので「日本は今右寄りだ」と断言する感想を書いて教室を後にした。



学校からの帰り道、高校生が学外清掃をしている傍を通り過ぎた。

そういえばあたしも高校生の頃よくやっていた。



あたしは中学に入った頃から遅刻が目立つ生徒だった。

学校をサボったり早退したりする事もあったが、それは一般の生徒がする程度であって、決して多い方ではなかった。しかし、遅刻はいつもクラスで一番多い生徒だった。家を出るのが遅くても急げば間に合うけど、遅刻がへっちゃらだったのでのんびり登校した。



高校も相変わらず毎日遅刻していたけど、高校の先生はいつも門で遅刻する生徒を待ち構えていた。遅刻してきた生徒が見えると、100メートル先でも大声で名前を呼んで急かすので恥ずかしかった。それに、遅刻して行くと必然的に先生のチェックも厳しくなる。化粧やスカート丈について毎回怒られた。



ヘラヘラ笑って謝ればやり過ごせるのだけど、そう毎日毎日だとこっちも面倒くさくなってくる。そうやって遅刻する生徒を減らして行く作戦だったのかもしれないけれど、あたしは逆にもっと遅刻するようになった。先生が門で待ってるのはせいぜい1限が終わるまでなので、その頃合を見計らって登校するのだ。



先生は遂に罰を与えるようになった。

あたしの為を思ってか、先生の意地がわからないけれど、必死だった。ここまでされるとあたしもさすがに「遅刻ってそんなにいけない事だったのか」と思うようになった。



それでもやっぱり遅刻癖は直らないので、放課後学外清掃をさせられる事になった。



最初は空き缶やタバコやお菓子の袋などを拾っていたけれど、先生に与えられたゴミ袋は大きく、全然ゴミは溜まらない。別に「袋いっぱい拾って来い」と言われた訳ではないけれど、いっぱいにしたかった。ただ、なんとなく。



すると公園に、ボロボロに錆びてタイヤの無い自転車があった。もちろんゴミ袋には入れられないけれど、大きな収穫があったので意気揚々と学校へ持って帰った。



自慢げに先生に見せると、先生は呆れたような顔をして笑った。



ゴミ拾いを命じられると、一応はふてくされてみるのだけど、次の罰からは他の遅刻者も参加してきたので、みんなで拾ったゴミの量を競ったり、ポケットやカバンからゴミを出してズルをしたのが先生にバレて怒られたり、結構好きだった。



遅刻は全く減らなかったけど、あたしのおかげで学校の周りはとても綺麗だった。
この長い爪で、肉をえぐった。

キレてしまって、肉をえぐった。



あー



深く、反省。



皮がえぐれた。



あたしの爪は、硬く長い。

よく、えぐれた。
学校が終わってから車狂と遊んだ。

メガネと別れてから、ついでに車狂とも疎遠になってしまいそうだったけれど、今日遊べて本当によかった。

相変わらず良い人だった。



居酒屋で腹ごしらえをした後カラオケに行った。

みんなでゲームをしたりして、車狂たちが負けたので、罰としてモー娘。の曲を本気で歌わせた。

すごく楽しくってゲラゲラ涙を流して大笑いしていた。



今日はオールの予定だったので、相変わらず娘の在宅に鈍感な父には内緒だった。



12時ごろ姉から電話がかかってきた。

「ママの体調が悪いからすぐ帰って来い」と言われた。



病院に連れて行きたいけど、父はお酒を飲んでいるので「まりこが運転しろ」と言うだろう。遊びに行ってるのは内緒なので、早く帰って来いとの事だった。



母は病弱なのでよくあちこちが痛いと言う。心配は心配だったけど、今すごく盛り上がってるし帰りたくなかったけど、姉に強く言われて帰った。



車狂に送ってもらってる途中も姉から「まだか」と何度も電話があった。車狂にも申し訳なかった。何度目かの電話でイライラして逆ギレすると「ママは救急車に乗ってもおかしくない状況なんだよ」とキレられた。



家に近づくにつれどんどん不安になってきた。



玄関のドアノブに手をかけようとした時、家の中から母の叫び声が聞こえた。「痛い痛い」と泣いていた。そっとドアを開けて自室に駆け込んだ。父は病院に電話をしていた。



あたしはこんな状況の中、夜遊びが父にバレていない事を祈った。



部屋着に着替えてリビングに下りると、母はうずくまって泣いていた。父は財布にお金を入れながら電話をしていた。あたしは姉が母の着替えを手伝っているのを、ただじっと見ていた。



母はまだ冬服を出していなかったようで、タンスには薄手の服しかなかったので、あたしは自分のトレーナーを脱いで母に着せた。母は泣きながら靴下を履いた。



母の着替えが終わると、父と母は車に乗って病院へ行った。

母はずっと「痛い痛い」と泣きじゃくっていた。



家に残されたあたしと姉は、お互い顔を見合わせて「テラキョドス」「テラキョドス」と言って自室へと戻っていった。
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