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居酒屋バイト、初めての夜出勤です。
主任と2人で2階の宴会を担当しました。
15名の土方の宴会と、15名の歯医者と大学教授の宴会と、2名の同伴の客を担当しました。
土方の宴会は飲み放題なのですが、最初の乾杯は瓶ビールで行ってもらいます。なので、最初に瓶ビールを大量に運ばなくてはならなくて、あたしはおぼんに6本瓶ビールを載せて運びました。1本倒しました。2人のお客さんの肩にこぼしました。チーン。最低最悪です。主任と2人で、凄い勢いで謝りながら拭きました。ビールのかかった2人もなんですが、それ以上にまわりの人たちが「えぇえぇ、気にせんでえぇ」と笑って許してくれました。それからはあたしがビールを持っていくと、手前のおじさんが全部受け取ってくださいました。楽でした。主任が「まりちゃん」と呼ぶので、土方のおじさんたちは「まりちゃん、まりちゃん」と呼んで可愛がってくれました。おじさんたちは、堂々と「よっしゃ、まりちゃんが来たで!」「可愛いのう、これまりちゃんにあげるわ」「ちょっと握手しよう」と笑って言ってくれるのですが、若い人はトイレに行くついでにニッコリ手を振ってきたり「カラコン、似合っているよ」とこっそり言ってきたりしていました。可愛いです。
歯医者の宴会は、バングラディッシュ人の人もいました。大学の特別講師だと紹介されたので「すっごぉいですねぇ」と言いました。バングラディッシュ人は、奥さんと子供も連れていたけれど、この家族はみんなお酒を飲まみませんでした。氷なしのオレンジジュースもしくは水でした。ヒンドゥー教らしく、「フライドポテトはラードで揚げたりしてませんよね?」と下っ端の日本人に聞かれたのですが、ヒンドゥー教は豚と酒と氷がダメなんでしょうか。こちらの方々は、一瞬だけあたしをもてはやしてくださいました。敬語を使うと方言は消えるらしく「まりちゃん広島の子じゃないじゃろう」と言われました。相変わらず「可愛いね」「美人だね」「よく働くね」などと褒めらたのですが、こちらはやはり歯医者ということで「あんたは歯がえらいキレイじゃねえ」と褒められました。上座の偉そうな先生がそう仰ったからか、周りの下っ端医師も口をそろえて「わぁ本当、すごくキレイな歯をしている」と褒めてくれました。歯医者に歯がキレイだと褒められたことが嬉しくて、主任に「可愛いとか歯がキレイとかって褒められました」と言うと「そういえばまりちゃんの顔まじまじと見たことないなぁ」と言いながらあたしの顔を覗き込み、はっはっはと笑いながら「まりちゃん歯に青のりついてるよ」と言いました。
土方の方も歯医者の方も、デザートをあたしにくれたり、帰りしなに「まりちゃんバイバイ」と手を振ってくれたり、みんなとっても優しかったです。こういうお客さんとの絡みの多い接客業は楽しいなぁと思いました。まかないも美味しいものをいっぱいたべさせてもらって、夜もなかなか楽しいです。