暖かいから亀

ＡＭ７：００　寒くて「何で下着とＴシャツだけで寝たんじゃろ」と自分を呪い、スウェットを来てリビングへ降りた。まだスッピンメガネのまま朝食を食べた。ご飯にお味噌汁。おかずは、昨夜遅く帰って食べなかった夕食の残り。食べている途中に母がフライパンを持ってやって来て、卵焼きとウインナーをお皿へポイと入れたので、黙ってモソモソと食べた。あたしは断然朝は和食派。というか、パンがあまり好きじゃない。炊きたてのお米がとっても好き。本当に美味しいと思う。炊きたては。



顔を洗って、まだメガネ。寒くて冷たい廊下を裸足で歩いて自室へと戻った。あぁ服を着替えて学校へ行かなければ。　ＡＭ７：３０　部屋が汚いなぁ。床に投げてあるジーパンを見つけて履こうとするが、違う。このジーパンが履きたいんじゃない。ここでいつもならジーパンをポイと放り投げるのだが、ちょっと考えて、畳んでみた。「ふむ、なんか部屋片付けんといけんような気がする」　ＡＭ８：００　今すぐ出発しないと間に合わない。うーん。部屋はまだ散らかってるし、スッピンだし、着替えてない。「寒いし、いーや、サボろっと」　ＡＭ９：００　母が洗濯物を持って部屋へ来た。「ギャッ！いたん！？何しとん！？１限からじゃろ？」「へへへ、片付けよるんよ」「学校は？いかんの？」「へへへ」「まったくー」「へへ」「へへ」　甘い。甘い母。好き。





土日月火水、学校行ってない。明日は行こう。



行っても、９０分間じっと席に座って、眠るか喋るかどっちか。明日はそれが２回。何しに行ってるんだろう。何も学んでいない。行く意味が良くわからないけれど。まぁ行こう。単位欲しいし。友達いるし。そうだ、退屈だから漫画を持って行こう。あと、バイトのシフトを決めよう。そうしよう。







あぁぁぁぁっああぁぁあああぁぁぁぁあ、退屈。