喜ぶ顔が目に浮かぶと、笑顔

朝からビーフシチューを作った。

前もって材料は用意しておいた。何件目かのスーパーで、「お会計１５１０円になります」と言われた。あたしは５００円玉をメインに貯金しているので、お釣りに５００円玉を貰おうと思い、２０１０円支払った。店員は受け取ったお金を機械の中に流し込み、受取金２０００円とレジに打ち込み、自動的に出てきた４９０円をあたしに手渡した。「２０１０円払ったんですが」と言うと、店員は大慌てで謝り、レジを開いた。お客さんから貰ったお金はレジの中に入らないので、レジの中に小銭は少なく、また５００円玉と１０円玉がちょうど切れていた。店員はまたも謝りながら、５円玉を２枚渡してきた。５００円玉が欲しかったのに、１００円玉４枚、５０円玉１枚、１０円玉４枚、５円玉２枚になった。

作ってあげたい彼ごはんというサイトを見ながら作った。タマネギも加えた。「面倒な人は～」と書いてあるのを、今回は無視して本気で作った。「ＣＡＨＲＡを聴きながら煮込み料理。最高に乙女な時間です。」と書いてあった。ちなみにスペルはＣＨＡＲＡが正解。ＣＨＡＲＡは「ミルク」という曲が好きなのだけど、今日は「しましまのバンビ」が頭に浮かんだ。あぁ本当だ、ＣＨＡＲＡって、煮込み料理にとってに似合う。

煮込んでる間に睡眠をとり、夕方、パンとケーキを買いに行った。フランスパンだけ買うつもりだったけど、美味しそうなミルクパンがあったので、それも買ってみた。ケーキはちゃんと、父と母に１つずつ買った。エクレアを買って、帰りの車の中で食べた。

母は、バースデー割引で美容院に行ってきたらしい。「ちょうしくんにパーマかけてもらったよ」と言った。ちょうしくんというのは、あたしの高校の先輩で、モデルのようにかっこいい人だ。あたしも一時期すごく好きで、ほんの少しだけメールをしたことがある。あと、卒業式の日は写真を撮ってもらった。彼は本当にモテモテだった。母と姉が、そのちょうしくんの働いている美容院に行っているのだけど、行くたび報告してくれる。相変わらず一人だけ輝いているらしい。

姉が遅いので、父と母と弟と、４人で夕食にした。みんな「美味しい」と言って食べてくれた。

ケーキの前に姉が帰ってきた。「ちょうしくんが『妹さんに、今美容師やっていますと、よろしく伝えてください』って言われたよ」と言われた。姉も行ったのか。ちょっと嬉しかった。

「ママ、お誕生日おめでとう、パパ、いつもありがとう」とケーキを渡すと、２人とも喜んでくれた。１つずつあることにとても驚いていた。母はいつものことだが、父までも携帯で写真を撮っていた。