ちょろいねえ

小学一年生の頃、六年生のお兄さんお姉さんたちに遊んでもらう、という授業がありました。とても楽しかったのを覚えています。そして、お兄さんお姉さんが大人に見えました。



小学六年生の頃、中学生が小学校へ遊びに来て生意気な子をシメていました。中学生って怖いなぁ。と思っていました。



中学一年生の頃、三年生が特攻服を着たり、金髪にしたりしていて、なんて怖い人達なんだろう。と思っていました。



高校生の頃、大学生の彼氏が車で迎えに来ているのを見て、これは確実に大人だと思いました。



なのに、あたしはいつまで経ってもコドモでした。





しかし、近頃自分の成長を確信しています。

あたしは今まで正直に生き過ぎました。多少の嘘をつかなければ大人にはなれません。ここでいう嘘とは、演技です。軽い愛想なんかじゃなく、演技です。それでは本当の自分ではないような気もしますが、えいっ！演技をした自分が本当の自分という事にしてしまえば良いのです。きっとそれで良いのです。



そうする事により、周りの環境や待遇がグンと良くなりました。



成功です。



半年前は１０歳でしたが、今はハタチになりました。



ありあす。