コリーの腰

朝７時に原付で帰ってきた。



夜遊びなんて父にバレたらぶっ殺されてしまう。

だから、出る時と帰る時は細心の注意が必要なのだ。

ここでいう「ぶっ殺される」は比喩ではない。



ぶっ殺されてしまう。



家の手前で原付のエンジンを切って、母に電話をした。

「パパ今お風呂に入ってるから、今がチャンス。私は犬の散歩に行ってくるね」と言われた。



玄関のドアをそっと開けた。家の中はしんとしていた。シャワーの音も聞こえない。とりあえずパンプスを脱いで、原付の鍵を置いた。



コト…



リビングから音が聞こえた。

あの音はコーヒーカップを机に置いた音だ。



あたしはパニックの中、足音の立ちにくい靴を履いて逃げた。

今更物音を立てまいとしてもバレてるに違いないので、玄関のドアを豪快に開けて逃げた。玄関のドアが閉まってすぐ、「おかえり」と父の声が聞こえた。



あたしは必死に走って逃げた。すごくダサかったと思う。



父はきっと、散歩に行った母が帰って来たと思っただろう。

不審に思って追いかけてくる可能性も考慮して、遠くまで走った。



母に電話をして事情を話して、近くの駐車場に集合した。姉も丁度帰ってきて３人で作戦会議をした。



とりあえず母は帰って、あたしたちは外で待機する事になった。母からメールが来るのをひたすら待った。二人とも薄着だし、早朝なので寒かった。



姉は「トイレ我慢できない」と言って野ションをした。「『久しぶりに野ションした。人生＼(^o^)／ｵﾜﾀ 』ってミクシィに書こう」と笑っていた。

姉の彼氏から「大丈夫？まだかかりそう？」とメールが来たので「びっちびちやねん」と送ると「うんこの話じゃねーよ」と言われた。良い彼氏だ。

ナイトメア

愛媛女と愛媛男と広島男と４人でカラオケに行って来た。



みんなバイトをしていたので、集まったのが夜中の１時だった。

あたし以外の３人は大学の近くに住んでいるので、クソ寒い中あたしは原付で学校まで行く羽目になった。



何故この４人で遊ばなければならないかというと、広島男が愛媛女の事を好きだそうだ。で、「とりあえず２：２で遊びましょうよ」となってあたしが誘われたのだ。で、まぁ誘われたら大体断らないので、遊んだ。



男２人は同じ大学のサッカー部らしい。１つ先輩なのだけど、全然先輩っぽくないので最初っからタメ口聞いてやった。



愛媛男がロバートの山本に似てた。



愛媛女はスナックでアルバイトをしている。

子供っぽい性格をしてるし、全然お水の雰囲気は無いし、スナックで働いている自分と、キャバ嬢やホステスは別世界の人間だと思っている。だからか、可愛らしい笑顔で仕事の話を持ち出す。

カラオケ中に「拍手がしたくなる」と言ったり「この曲はお客さんに教わった」と言ったり。仮にも自分の事を好きだという男と遊んでいるのだから、そういうのは控えるべきなんじゃないか。と思ったが、別にどうでもいいので放っておいた。



良い所を見せようと必死だけど空回りな広島男や、下らない事で大笑いして同意を求めてくる愛媛女や、ロバートの山本とカラオケをしていても全然面白くなかった。



トイレに行くと、カッコいい店員が掃除をしていた。

フロントに行くと、カッコいい店員が暇そうにしていた。



ていうか、フロントの店員は同じ大学の人だったので声をかけてみた。

「○大の人だよね。体育一緒だったよね」「カラオケくそおもんないわ」と喋っている内に仲良くなった。「トイレ掃除の人カッコいいね」と言うと「２個下だよ」と言われた。ガーン。でも友達が出来た。



友達が１人増えてよかった日だった。

非協力

学校から帰って自室でＰＣをしていると、母が「一緒に食料品の買い物に行こう」と誘ってきた。あたしはパソコンの画面から目を離さず「んー」と生返事をする。



母はあたしのベッドに寝転がり「ねぇねぇ」としつこく誘う。しばらくすると母が何も言わなくなった。振り返ると母は眠っていた。あたしは「ふぅ」とため息をついてまたパソコンの画面に向かった。



「あ、寝てた！まあちゃん、私寝てたよ！夢見てた！」と叫んで母は飛び起きた。部屋をウロウロしながら「買い物に行こう！」と誘っていたが、相変わらず「んー」と生返事をしていると、母はまた眠った。



あたしは「ふぅ」とため息をついて母を起こした。



スーパーへ行くと、入り口のすぐ目の前にチョコビがあった。クレヨンしんちゃんというアニメに出てくる架空のお菓子である。あたしはカゴに２つ入れた。母は「２つも買うの？」と言ったが、言っただけで気にはしていなかった。



アイスのコーナーは安売りをしていて、１つ５０円〜６０円という安値で売られていた。２人で弟の好きそうなアイスを探していると、プリンのアイスを見つけた。「プリンのアイスだ！」と言ってカゴに入れると、母は「そんなの食べていいの？」と笑ったが、ハーゲンダッツのプリン味を探した。以前あたしがハーゲンダッツのプリン味を買ってきて冷凍庫に入れておいたのを、父が食べてしまった事があった。母はそれを思い出してハーゲンダッツのコーナーを探した。結局なかったので、普通のプリンアイスを買った。



用事があったので帰りにバイトの寿司屋に寄った。

母と弟にチョコレートケーキを買った。



家に帰って「お腹減った」と言うと、母に「お菓子食べる？あ、食べない方がいっか」と言われた。「お菓子あるの？」と言うと「これ美味しいんだよ」と言ってお菓子をくれた。「美味しいね」と言うともう１つ渡してくれたので断った。



久しぶりに家で夕食を食べた。「滅多にないから、今夜はまあちゃんの好きなものにしようね」と言われたので、切り干し大根と麻婆茄子をリクエストした。弟は「嫌いなものばっかりだ」と言ってふてくされたけれど、今夜の夕食はとっても美味しかった。

ぬこ

なんと！！！大きな平城京。

あんなに愛したパズルを捨てて学校へ行ってしまった。

朝方まで寝させてくれなかったし、家を出るときも泣いて離さないから１限の外為に遅刻した。

まぁ想定の範囲内ですよ。ははは。



あはは。



ＳＯＰＨＩＡを大熱唱しながら車を運転してたら後ろの窓がちょっと開いてたのはご愛嬌。







ぬこぉぉぉぉおおおおお！！！！！



またぬこいた！！先週のぬこ。

ちっこいちっこい可愛い可愛い人懐こい。















こんなに可愛いのにこんなに人懐こかったら誘拐されちゃうよ？可愛いなぁ。

白と茶がお父さんで、白と黒がお母さんで、グレーが子供。



あまりに可愛かったのでバスを２本見送ってしまった。



帰りも期待して通ると、朝と同じ場所で日向ぼっこしてた。

飼い主と思われる親子が帰ってきて、幼稚園くらいの娘が子猫を抱きかかえてあたしの前に仁王立ちした。



何か。自慢か何かか。



母親らしき女性は「お姉ちゃんに見せてあげなさい」と言ってくれた。ぬこぬこ祭だぁ。ぬこ。うちのチロにゃんはツンデレで可愛いけど、ここの猫は媚媚で嬉しくなる。ぬこぬこぬこ。

夢叶う

熱血パズルマン！！

パズルが楽しいから友達も彼氏もお金もパソコンも携帯も漫画もテレビもご飯もお風呂もトイレも学校もバイトもいらない。



パズルと結婚する。

にーにー欲しい

灘早々！灘早々！！灘早々！！！

菜だＳＯＳＯ！！！！！！！！！！！！



「涙そうそう」見てきた。

激泣いたジャージャー泣いた。



以前「涙そうそうってどう？面白い？泣ける？」と聞いたら「『にーにー！！！』って感じ」と言われて、「はぁ…。」と思ったが。



にーにー！！！！！！！！！！！！



にーにーにーにーにーーーーーーーにーーーーーー！！！！！！







にーにー！！！



にーにー・・・・・・。



にーーーーーーにーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！







始まって５分もしない内にポロポロ泣き出してしまうし、５箇所くらいわんわん泣いたし、「何て泣ける映画なんだ」と思っていたけど、一緒に見た人は全然泣いてなかった。「『１４歳の母』の方がよっぽど泣ける」と言われた。



ひまわりっていう昔の映画は誰でも泣くらしい。谷村なんとかって人はタイトルが出ただけで泣くらしい。





にーーーーーにーーーーーー！！！！！！！！！！！

カバンからゴボウ

今日はすごく充実した一日だった。





昼に起きてマキーと寿司屋に行った。

初めて定食メニューにありつけた。色々種類があって迷ったけど前から食べたかった海鮮丼を食べた。ういしい。ういしい。