未来18号

たっくん「ママは人造人間です」



ママ「ごめんね」



たっくん「いいよ」



ママ「ありがとう」



パパ「かんどーした」













紫呉さんは言いました。





　たとえば君が、山のような、それはもう足許まで溜って身動きできないほどの、洗濯物に囲まれてしまったとしましょう？

　しかも洗濯機がなくて、一枚一枚、手で洗わなきゃいけない。

　君は途方にくれる。

　本当に全部洗濯できるかな。キレイにできるかな。

　満足のいく結果を、自分はちゃんと出せるのかなって。

　考える度不安になってくる。けれど時間は刻々と過ぎていく。

　さて、君はどうするべきか。

　・・・とりあえず足許にあるものから、洗濯してみるといいかもね。

　先を気にするのも大切だけど、先ばかり見てると、

　足許の洗濯物に足がからまって転んじゃうでしょう？

「今」や「今日」何ができるか考えるのも大切。

　そうやって一枚一枚洗っていけば、なんだかあっけないくらいにアッサリと、

　お天道様がのぞいていたりするものだから。

　不安は、それでもこみあげてきたりするけど、

　そういう時は、ちょっと一休みするんだよ。

　本を読んだりTVを観たり、みんなで素麺食べたりしてね。









途方にくれるというより気が滅入ってしまっていたのですが、できることからはじめてみようと思いました。やっぱり世の中は愛と努力とお金です。犯罪にならない程度に、嫌にならない程度に、頑張っていけたらいいなぁと思っています。