初めての絵日記

ん？

絵日記の機能がいつの間にかついていたので、とりあえず使ってみた。



需要はあるのだろうか。



そんなことよりつけてほしい機能はたくさんあるんだけどな。







夕方、学校帰りに電車に乗っている時、今日が久しぶりにバイトのない夜だと気付いた。このまま帰るのが少しもったいない気がして、手当たり次第友人にメールを送って、今から遊ばないかと聞いてみた。



複数人にお誘いのメールを送ったので、複数人から承諾の返事がきたらどうしようかなと少し不安に思ったりもしたけれど、その心配は無意味だったようで、マキー以外の友人からはお断りの返事ばかりだった。



マキーは車で駅まで迎えにきてくれて、あたしが「どこ行く？どっか行きたい所ある？」と聞くと、「え、どっか行くの？またアッシーかと思った。」と言われた。マキーは車もバイクも所有しているし、気心が知れてるから、確かに今まで何度か足に使わせてもらったことがある。だけど、ただ遊ぶつもりで誘ったのに足だと思わせてしまうほどだとは気付かなくて、とても申し訳ない気持ちになった。



マキーは、寿司屋のバイトで一緒に働いていた子だ。とっても可愛い顔をしているのに、いつも無表情で、元ヤンで、思った以上のことをズバズバ言って人を傷つけたりしている。初めてみた人はみんな「マキー怖い」と言う。あたしも最初怖かった。最初に話しかけられた言葉は、「この店で嫌いな人いる？ウチはアイツとアイツとアイツ。マジ死ね。ウチのことはマキーでいいよ」だった。忘れられない。



でも、やっぱり顔はすっごく可愛いし、すぐ子供のようにはしゃぐし、素直な子なので、仲良くなったらみんなマキーに惚れる。マキーは寿司屋の握りの男の子に惚れられているそうで、その男の子と、もう１人握りの男の子と、マキーとあたしの４人でお寿司を食べに行った。



握りの男の子２人とは、バイトのときに仕事で話しただけだし、あたしだけもう従業員じゃないので、「意外なメンバーやね」とか「どういうメンツなん」と、うちのテーブルにオーダーを持ってくる人みんなに聞かれた。あたしにもよくわからない。



デザートでフロートを頼むとき、ウーロン茶の上にキャラメルのソフトクリームを載せたフロートを余分に頼んで、それを罰ゲームとして遊んだ。だけど、マキーが普通に頼んだ“りんごジュースの上にキャラメルアイス”の方が断然マズかったので面白かった。





帰りに家まで送ってもらう途中、マキーが「まりちゃんはどこに就職するの？」と聞かれた。「多分地元だと思う」と答えると「よかったー」と言われた。ちょっと嬉しかった。「まぁまたアッシーに使ってや。うち結構ヒマじゃけぇ」と言われた。おぬし、さてはあたしのこと好きだな？嬉しかった。