黒と白の洋菓子

あたし三足の草鞋を履く女なんですよ。

大学生と、お寿司屋さんと、紹介屋さん。



「“今幸せ”を早く言うと“いらっしゃいませ”に聞こえるよ」



いまっしあわせー！！



あはは。本当だー。おもしろーい。







男の言う「カッコいい」は、ほんっっっっとに信用しちゃいけません。

全然カッコいくないよ！ただお兄系のナルぢゃん！て人でした。

女の子は当たり前にみんな「え…無理」と言います。



ざーんねーんでーしたーまーたきーてねー！





今日はサチと２人でパントリーです。

あたしのパントリーテストの日です。



ずっと頑張ってたんだけど、途中でテンパって茶碗蒸しを蓋せずに蒸していて失敗。全部捨てました。前にサチが同じ失敗をしたとき、あたしはずっと「うひゃひゃバカバカそんな失敗ありえんね。ぷぷぷ」と笑ってみんなに言いふらして歩いたのに、サチは「大丈夫！作り直そう！サチこっちやるけん、まりちゃんそれ捨てて！」とテキパキ言いました。サチごめーん。ありがとーう。すごく好き。



そして、うちのお店から送った割引ハガキを持ってきたお客さんがたくさんいたのですが、年賀ハガキだったのでお年玉ハガキなのですよ。これは当たったりするかもしれないのでコッソリ番号のところを切り取って持って帰りました。わーい。当たれー。



よーし。よしよーし。



決めたぞー。バイト辞めるぞー。



高校三年と大学四年の人がいっきに辞めるので、すぐには無理かもしれないけれど、辞めるぞー。

ビリヤーディング

手帳を見てみると、１月４日から寝ていません。嘘。寝てるけど１日の睡眠時間２，３時間です。そして、予定通りの生活をすれば、１６日の火曜日まで寝不足生活は続くのです。



もうここまでくると楽しいです。

多忙な自分がかっこいいです。サイコーです。



なので、授業の空き時間に図書館でお昼寝するのを中止して、仲良しメンバーでビリヤードをしました。うちの大学にはビリヤードが設置してあるのです。ありがとう。



チーム戦で、あたしはトオルちゃんとペアになりました。ちなみにポジションでいうと、あたしは足手まといキャラです。なので、あたしの順番になると、トオルちゃんは「ここ狙って」などとアドバイスをしてくれます。



ビリヤード台の端にある球を狙いました。トオルちゃんが目の前に立って「ここ、とりあえず当てて」と言いました。



ガッテン！ガッテンガッテンガッテンガッテンガッテン！



ビリヤード台の端にある球を狙いました。トオルちゃんが目の前に立って「ここ、とりあえず当てて」と言いました。普通に突いたつもりなのに、白球が跳ね上がり、台を飛び越え、トオルちゃんの股の間を通り抜け、床に落ちました。



爆笑。みんなお腹抱えて、涙流して、ヒィヒィ言いながら笑いました。

下ネタには苦笑がデフォのあたしですが「どのタマ狙ってんだよ！」と言われゲラゲラ笑っていました。なんで笑うと涙が出るんでしょうか。謎です。



お金を賭けていたのですが、何だかんだみんな優しいので、ハンデをくれたり、ファールを「見てない見てない」と言ってくれたりして、２１０円儲けました。お昼ごはん代が浮きました。食堂で大好きなコロッケサンドを買いました。美味しかったです。

第二のパルコ

学校が終わってから野球君とデートに行きました。

すごいデートとかしちゃってる自分あっぱれです。



あっぱれあっぱれ。



野球君のネクタイを一緒に選んじゃってる自分あっぱれです。



あっぱれあっぱれ。









もういっか。



楽しかったけど、あたししつこくからかわれると本気にとらえるので、ちょっと凹みました。あたしがしたいっていう事全部否定されて、結局向こうの好きなプランになったので、拗ねました。



でも、楽しかったら、そんなのどうでも良かったりちゃって。



そしてまた３時。

ちょっと過労で倒れてみたいです。

とおりゃんせ

あけおめ！と言いまくりな一日のはじまりです。

学校ーだーよー。



１限でもう飽きました。早く春休みにならないかなぁ。



なんつって。へへ。



もうすぐ３年生とか信じられません。

ついこの間まで「現役女子高生でーす！よろぴこ！」とか言ってたのに、このままいくと５０歳だよ。ババァでーす。やばいじゃん。



バイト終わってから、マキーに誘われてキャラオケに行ってきました。タクシー代すら職人さんの奢りらしいのでテンション上げ上げで行って、うちらの大好きなＤＪ ＯＺＭＡで盛り上がろうとしてたのに、おめーら。暗。



しかも昨日大感動したばかりなのに「灰ヶ峰は呪われてるんやで」と怖い話ばかりしてくるし、帰りに山奥へ連れて行かれて乱暴な運転されるし、もうかなりご立腹でした。しかもこの職人「ワシ関西弁マスターになんねん」とバリバリ広島っ子のくせに関西弁を使いまくってすごいそういうの嫌いなあたしはもうね、ご立腹。

「学校じゃけ早く帰りたい」というも「怖いんやろーふふふ」と調子に乗っていくし、もう絶対こいつとは遊ばないぞ！と心に誓った今日でした。後悔。

はいがみねふじこせくしー

マキー御生誕記念式典が行われるので、あたしはケーキを作る事にしました。

しかしスポンジを焼くのは面倒なので、市販のスポンジを、あ、売り切れ。なので市販のスポンジ粉を使いました。

粉と卵と牛乳を混ぜてオーブンに入れました。



野球君が迎えにきたので、スポンジが焼けるまでドライブへ行きました。「あぁ今頃フンワリ膨らんでる頃かなぁ」とトキメいていると母から電話があり「ケーキミックスね『後から入れる』って書いてある粉が一袋残ってるわよ」と言われました。ガーンですガーン。どうしていいもんかわからないので、とりあえず引き続き焼いておいてもらいましたが、帰って見てみると、なんというペチャンコ。見ただけでワクワクしてしまった。このケーキは間違いなく失敗。



「デコレーションでごまかすぞ！の巻」なんだけど、それすら失敗するのがまりきょクオリティ。チーン。生クリームやおすぎてデロデロ。フルーツ多すぎてゴテゴテ。しかしどうせマキーだし喜んでくれるでしょう。うんうん。ありがとうー。



という訳で、式典は牛角で執り行われました。外で見ると、ケーキはまぁまぁの見栄えでしたし、味はそれこそ美味しいから困る。

可愛いマキーのお誕生日だから「一番高いお肉くだしぁ」とお願いして国産特上カルビを二人前も頼みました。しかし色々食べた後に頼んだりするから食べきれず、マキーが「持って帰って犬にやる」と言い出し、それはちょっと勿体無いという事で、隣の席の可愛い女の子に「いかかでしょうか」と差し出すとキャーキャー大喜びで受け取ってくれました。



グダグダしていると車狂が「遊ぼうぜ」と誘ってくれたので４人でボーリングへ行きました。「お前ら焼肉臭い」と言うので「美味しそうでごめん！」と謝ると、初対面のチビ男はゲラゲラ笑っていました。

ボーリングに飽きたので灰ヶ峰へ行きました。今まで見たどの夜景スポットよりも高く、まるで飛行機に乗っているかのようでした。しかし途中で「白骨死体がありました。情報提供お願いします」的な看板があったり、頂上付近は道が凍ってたりと怖すぎでした。いやだけどしかし綺麗。マジ飛行機。ブーン。



ほらまた寝不足です。もうダメあたし。

最後の成人式

一月八日、成人の日。

おめでとうございます、ありがとうございます。



早朝から着付に行ってる人が大半だというのにあたしはのんびり１０時から着付でした。メイクのお姉さんに「ご希望はありますか？」と聞かれ「たちまちライン濃くして下さい」とだけお願いしました。「これで言い？」と何度か聞かれ、三回目くらいにやっとオーケーを出すと「わぁ…すごい、でも若い人ってライン濃いもんね…」と微笑まれました。バァ。



着付やメイクに時間がかかり、会場に付いた頃には既に式は始まっていました。なので同窓会コーナーという所へ行き、母校の三中のプラカードを探しました。

だんだん見慣れた学校名になってきたけど、三中が見当たりません。あ、プラカードが既に壊れてる学校見っけ。これか？と思うと、それは五中でした。三中のプラカードは倒れてみんなに踏み潰されていました。広島市では「七五三」と言って、三中、五中、七中の三校が、あたしたちの世代くらいまでは強烈に悪い学校でした。なので、中学の卒業式に特攻服で来てた奴らは、変わらず派手な袴を着てワッショイワッショイ騒いだり、どうみてもヤクザだったり、浮いていました。



しかし成人式にはそういう人たちも必要なのです。あたしは不良じゃありませんが小学校からの友達なので、一緒にワッショイして盛り上がったりして、なかなか楽しかったです。写真も後から見て強烈な方がきっと楽しいと思いますし。あぁ良かった良かったです。



夜は高校の同窓会パーティーでした。１１０人も集まりました。素晴らしい団結力です。だってうちの高校は最高に楽しい学校だったから、みんな大好きなんです。

お店を貸切だったので騒ぎまくりんぐでした。全然喋った事ない人にもいきなり失礼な発言をしてからんだり、かなり馴れ馴れしい女でしたが、あたし自身はもう大満足です。楽しすぎです。声枯れまくりです。



高校の時ずっと好きで２回告って２回振られたイケメン君を発見しました。あの頃はシャイガールでしたが、あたし酔ってますし、テンション高いですし、そりゃからみます。「ねーねーねーねーねー」と絡みます。するとイケメン君は「ちょっと座って話そうよ」なんてイケメン発言するから困る。惚れる。キュン。あ、キュン。薄暗いバーですから隅はエロいです。しかしあたしたちにエロさはありません。近状報告をして写真をとったりすると、イケメンは「じゃああっちで飲んでくるね」とどこかへ行ってしまいました。しかし全然満足。



イケメン君が元カノと１時間以上も喋ってたので、とっつかまえて「何話してたの？ヨリ戻すの？何で何で」と責めました。今思えばうざいです。お前に関係ねーよ。です。「あいつ彼氏とうまく行ってるし、それはないよ」と言ったくせに、ちゃっかり２人で帰りやがりました。うぜ。うぜうぜ。うぜー。



あたしはみんなと終電で帰りました。イケメン君のつれに「あいつらなんなん」と責めました。「まぁ久しぶりの再会だからなぁ…」て！あたしも！！！！いやいや、うそです。ごめんなさい。



終電に乗ったは良いものの、電停からのバスがもうないです。あ、あたし彼氏ができたからもうメガネに惚れる事はないんです。だから、やっとお友達に戻れる時が来た！と閃いてメガネに電話をしました。超久しぶりです。でも出ませんでした。一人寂しくタクシーで帰りました。深夜料金とか死ね。



帰って倒れていると、メガネから電話がありました。「彼氏いなかったらまた惚れるかもしれないから連絡しなかったよーんうふふ彼氏できたーうふふ」と言うと「あぁそれは良かったね。俺はいないよ。まぁ今は飲んでるから今度遊ぼうねー」と言われました。お友達復活です。昔のように車狂と仲良く３人で遊びましょう。わいわい。



大丈夫だい！ｵﾜﾃﾅｲ！意味わかんね。

シンクに流るる

こっこらー！あたしをｐ…熱っ！あっち。んー、むしゃむしゃ、あたしをパントリーに…むしゃむしゃ……もぐもぐ……パ…パントリーにしたらダメだろむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ。



待て、これは孔明の罠だ。むしゃむしゃ。ズズズ…もぐもぐ。

いや、明智か？もぐもぐ。うまっ。