葉加瀬

ときどき、修学旅行生が団体で新幹線に乗っています。

特に、中学生以下には何も販売してはいけないのですが、なら１号車とか１６号車とか、端の車両から使ってほしいのに、中途半端に１３～１４号車とかに居たりするので、「メンドクセー」とつぶやいてしまいます。

ですが、実際中学生たちの車両を通ると少し楽しかったのです。まず、販売しなくて良いから「ちょっと通りますよ」とかしか言わなくていいのです。だいぶ違います。楽です。そして、修学旅行中の中学生って異常なまでのハイテンションで、おとなしく席に座ってる子はあまりいないのですが、みんな華奢だから席から体がはみ出てることはないし、「ちょっと男子ーお姉さんの邪魔よ！どきなさいよー」など自主的に声かけをしてくれるので、スイスイと通れるのです。「うわー俺の大好物が過ぎ去ってゆくぅー」「あぁぁ食べたぁい」と通るたびにワイワイしていて、可愛いなぁと思いました。

弁当売れなかったら自己負担なので、いつもちょっとしか持ち歩いていないのですが、年配旅行グループが「岡山の弁当２５個くれ」とか「お茶くれ」とか「ビールくれ」とか「これ何」とか「あれ何」とか「あんたどこの人」とか何だかんだと話しかけてくるけど、新幹線はどんどん岡山に近づくし、弁当欲しいなら俺にかまうな！と思いつつ笑顔でヒィヒィ言ってたわけですが、なんとかなりました。

グッタリして業務室に戻ると、グリーン車の人はまだしも、自由席担当の人が「今日は暇だぁ」とか言うので、あたしはツイてないなぁと思いました。まぁでもたまには忙しいのもアリやね。