ハタチのバレンタイン

あたしが「２ヶ月続かないんだー」と言うと野球君は否定してくれたので２ヶ月以上続くかと思ったけどやっぱり２ヶ月続きませんでした。やっぱりあたしには何か悪いところがあるのでしょうね。どこなんですか。わかりません。





まだ幸せな頃のあたし。





今日は朝からトリュフを作りました。上手にできたので、昨日作ったチョコレートケーキとトリュフと両方あげる事にしました。ケースに入れて、ラッピングして、メッセージカードを書いている時、とっても幸せでした。

姉が帰って来たので髪を巻いてもらいました。クルクルにしてもらいました。あたしのコートを見て姉が「やっとそのコートの出番がきたんだね」と笑っていいました。なんだか恥ずかしくなって「いやぁ今まで汚しそうで着れなかったけど着ないと意味ないと思ってですねぇでへでへ」と言い訳したりして。



野球君は貧乏なので今日は特別にご馳走してあげる事にしました。「肉食べたいな」と言うので焼肉屋さんへ行きました。「飲酒になるから飲まない」と言っていたのに「一口ちょうだい」と言ってビールをガブガブ飲んでいました。「キャベツ大好き」と言ってキャベツを３杯もおかわりしていました。



野球君はあたしの会話にまったく関心を示しませんでした。「〜〜なんだって！すごくない！？」と言うと「あ、はぁ」と言って苦笑いをしていました。でも最近の野球君はいつもそんな感じだったので、あたしは今日すごい奥の手を引っさげてきたのですよ。ＶＩＰブログの小ネタを何個か暗記してきたんです。これは絶対笑うなと思ってた小ネタ。「あ、はぁ」と言って苦笑いをしていました。



帰りにレジで素敵君カップルに会いました。「バレンタインだもんね」と素敵君に言われました。素敵君がお金を払い「じゃあね」と言って彼女と腕を組んでお店を出て行きました。



車に戻ってチョコレートをあげました。野球君は笑顔で「ありがとう」と言いながら後部座席の足元にチョコレートを置きました。



つい「ねぇ、楽しい？」と聞いてしまいました。野球君は相変わらず苦笑いで「楽しいよ」と言いました。なんだかすごく悲しくなって涙がポロポロでてしまって、そこからお互い長い時間をかけて、ポツリポツリと思っていた事を言い合いました。



結局、野球君に「友達としてならうまくやっていけると思う」と言われ、そのような方向で話はまとまりました。要するに、友達とは面白い方が良いけど、彼女に面白さは求めていないそうです。よくわかんない。混乱。



家に帰ってから、何人かの人に愚痴りました。

こんな時、愚痴を聞いてくれる人がいなかったらどうでしょうか。



想像すると、とても悲しい気持ちになりました。