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あけましておめでとう。



朝バイトから帰って、母を起こした。昨日一緒におせちを作ったので、あとは盛り付けたりお雑煮を作ったりするだけなので、すぐ朝食になると思った。寝起きの母を急かしながら、一緒に朝食の支度をした。あたしがどんどん急かすので、母はイライラして、混乱して、パニックになり、あたしに怒鳴った。



あたしはお手伝いをしている優しい娘に酔っていた。ちきしょう。バイトで疲れてるのに手伝ったあたしは偉いと思っていた。優しいと思っていた。しかし逆にウザがられてしまった。ショックだった。すっかり機嫌を悪くして、ファンヒーターの前で正座でうつ伏せて、シクシク泣いた。泣き正月の始まりだ。



母に謝られ、父にお年玉をもらい、美味しいおせちとお雑煮を食べて、寝た。なんという我侭娘。



昼過ぎに起こされ、寝起きが悪いあたしは無口無表情のまま車に乗り込んだ。姉や弟がキャッキャとはしゃいでいるのがウザったかった。黙って携帯でスポーツ実況板を見ていた。サッカー天皇杯に意識を集中させて、誰にもイラつきたくなかった。何がどう気に入らないのかわからないが、何もかもが気に入らなかった。そんな自分も嫌だった。寝起きが悪いのは、本人にとっても苦痛なのだ。



しかし単純なあたしは、時間が経って、しかも美味しいリゾットを食べさせてもらって機嫌をなおした。本当にすぐ怒るし、すぐ拗ねるし、すぐ泣くけれど、すぐ収まる。子供か。



父方の祖母の家へ行き、祖母と叔父と従弟に挨拶をして、テレビで天皇杯を見た。サンフレッチェは今年サンガと入れ替えでJ2へ降格した。なのに天皇杯の決勝で鹿島と戦っている。超すげぇ。超かっこいい。なんか、こんなに超すごくて超かっこいいんだから、特別にJ1に入れてくれればいいのにね。



自閉症の従弟はとても可愛い。言うこと成すこと全てが純粋で、我々の常識を超えているので、いつも笑わせてくれる。とても可愛らしい子だ。すごく可愛いのに、とても背が高くて、手足もゴツゴツして、声も低くて男らしい。それがまた可愛い。



祖母の趣味で、色々なクラシックCDが置いてある。従弟は最近それがお気に入りのようで、色々と紹介してもらった。ショパンのCDをセットして、「ミュージック、スタート!」と言いながら再生ボタンを押したときは、笑った。そういうノリでショパンを再生しないでほしい。いや、してほしい。曲がお気に入りなのかと思いきや、彼は作曲者の外見に興味があるようで、「○○さんは、白いスーツを着ている」などと教えてもらった。



そしてあたしは今日も働きに出る。父に内緒でコソコソと夜中に抜け出しバイトへ行く。



今年もよろしく。

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とんでもねぇ大晦日だったぜ!!!!!!!





10時25分にタカちゃんと待ち合わせをしているのに、このクソアマは「ちょっとひと眠り^^」とか言ってバカだから目覚ましを10時30分にセットしてやんの。バカだよ。クソバカだよ。「10時30分に目覚ましをセットして、それからのんびりお化粧をして11時。それから出発したらちょうどいい^^」とかバカか!!11時からバイトじゃろがクソアマ!!



当然待ち合わせ時間を過ぎるとタカちゃんが電話をしてくれて、っていうか、10時30分に目覚ましをセットしたのに35分にタカちゃんの電話で目が覚めるとか、結局目覚ましじゃ起きれないんかい。もうやってらんない!あたしこんなバカ女に付き合ってる暇なんかないんだよ。でもあたしだから仕方ない。付き合って行くしかない。タカちゃんも家まで迎えにきてくれるしかない。置いていくわけにいかない。本当にご迷惑をおかけしまくっている日々であります。ありあす。



バイト先に着くと、中番の子たちが厨房で年越しソバを食べていた。「いいなぁいいなぁ」と羨ましがっていると、店長が「お前らの分もあるぞ」と言ってくれた。



12時前に、いつも垂れ流しているスペースシャワーTVをNHKに変えて、紅白を見て、ゆく年くる年を見た。暇だったのでみんなでのんびりしていた。のに、11時50分くらいからオーダーがジャンジャカジャンジャカ出始めた。どーなっとんじゃい。ちょっと年越しくらいは空気読んでほしい。ちなみに「空気読む」っていう感覚は日本人独特のものらしい。ニッポンアイニイクヨ。ジャン!



「空気読めない人のことをKYって言うじゃないですか。最近はスーパー空気読めないことをSKYでスカイって言うらしいですよ。」と先輩に教えてあげた。若い男の子6人組が酔っ払って大騒ぎしながら来店してくると、先輩は「あいつらスカイじゃの」と笑った。



そのSKY部屋にオーダーを運びに行くと「お姉さんあけおめー!」「ことよろー!」と毎回絡まれた。面倒くさいと思う反面、「楽しそうだなぁ・・・」と正直少し羨ましかった。若いバカな男の子グループっていうのは、いつも楽しそうで羨ましい。あたしが男の子に生まれたかった主な理由はそれだ。



しかし、1時間も経たないうちにSKY部屋は事件を起こした。さすがSKYなだけある。SKY部屋は1階の奥だったのだが、どういうわけか2階の奥の部屋のお兄さんグループと乱闘騒ぎを起こした。トイレも各階にあるし、オーダーも全部店員が運んでいて、この2部屋が接触することはないはずなのに、何故か入り口前のフロントで殴り合っていた。



警察がきて一時騒然としたが、事情聴取が終わるとSKY部屋の若者たちは帰っていった。



SKY部屋は帰ったが、どこかで年越しをした若者たちが他に行くところもなく、暖を求めて次々とやってきて終始忙しかった。せっかく店長が年越しソバを用意してくれていたのに、ソバを食べる暇もないまま閉店時間を迎えてしまった。



「お前ら、ソバ持って帰るか?それとも食って帰るか?」と聞かれ、あたし以外の男の子たちは「食べて帰る」と言った。あたしはタカちゃんの車に乗っけてもらわないと帰れないので、食べないけれどみんなと一緒に店に残った。お料理は好きなので、みんなが遊んでいる間、タカちゃんと一緒に全員分のソバを作った。みんな時々やってきて「おかみさんソバまだですかー?」と邪魔をしたりしていた。楽しかった。



タカちゃんは「シケる」が口癖のようで、何でもかんでもすぐ「シケる〜ッ!」と言う。それが最近男の子たちの間で流行っていて、ついにこんなイタズラをされた。あたしとタカちゃんがソバを作っている間、みんなでタカちゃんの車に「シケる〜」と書いていたのだ。すごく笑った。お腹を抱えて笑った。

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タカちゃんとの待ち合わせ場所まで、歩いていくなら10時、チャリンコで行くなら10時15分に家を出発すれば、ちょうど間に合う。今日もいつものように10時15分に家を出たのだが、なんと目の前に広がる光景は一面の雪景色。500円玉くらいの大きさの雪がドサドサ降り積もっている。「これは・・・!!!」と思ったが、今更歩いて行ったら遅刻間違いないので、意を決してチャリンコに積もった雪を振り払い、猛吹雪の中チャリンコをこいだ。



寒かった。前が見えなかった。死ぬかと思った。待ち合わせ場所に付いた頃には、あたしは立派な雪だるまになっていた。タカちゃんもスタッドレスタイヤを買って、準備万端で迎えにきてくれた。2人で「すごいすごい」と初雪にテンション上げながらバイト先へ向かったのだが、バイト先に近づくにつれどんどん降雪量は減っていき、着いた頃には「カサささなくてもいけるね!」とか言っちゃうレベルの小雨になっていた。



12月30日といえば年末もいいところ。そろそろみんな落ち着いて家でのんびりテレビでも見てればいいものの、どういうわけかカラオケをしたがる。お酒を飲みたがる。2階の廊下にソファーが2つ置いてあり、それぞれ男が1人ずつ4時間くらい爆睡していた。寝るんなら帰ればいいのにと思った。ちなみに今日は300円拾った。年末は酔っ払いがお金をよく落とすみたいだ。それを仲間に話すと「俺は3000円拾ったのが最高かな」「俺は樋口拾いましたよ」「俺の43000円には及ばねーな」と、みんな結構な大金を拾っているらしかった。



帰りはタカちゃんの車にあたしと近所さんが乗って帰った。途中の待ち合わせ場所から、近所さんと歩いて帰った。近所さんはジェントルマンで、「いいです」と何度も断ったのにあたしのチャリを押して帰ってくれた。「帰ったらお味噌汁飲んで寝たいね」となどと話していたのに、家に帰ったら母はまだ眠っていたので、カップラーメンを食べながら「吉原炎上」の録画を見た。近所さんから「今作った^^よいお年を」と雪だるまの写メが来た。


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相変わらずベッドで悶えていたが、ふと思い出して母にケーキ屋さんへ連れて行ってもらった。「チーズケーキが好き」って言っていたので、チーズケーキを買った。家の冷蔵庫に入れておいて、夜中、自転車でホールケーキは持っていけないので、トコトコ歩いて待ち合わせ場所に向かった。



タカちゃんという男の子が車でやってきた。いつものように「おはよう」と言いながら助手席に乗り込んで「少し早いけど、お誕生日おめでとう」と言ってケーキを渡した。タカちゃんは喜んでくれた。「ジャスミンがケーキくれるなんて思ってもみなかった。嬉しいよ」と喜んで、運転の邪魔になるので、もう一度あたしがケーキを受け取ってバイトへ向かった。



バイトは23時〜6時までなのだが、この時期のカラオケって忙しくて、気がついたら0時をとっくに過ぎていた。0時ちょうどにもう1度「おめでとう」と言いたかったのに残念だ。4時ごろになると、あたしも体調がよくなってきた。風邪終了のお知らせ。



今日のお客さんは学生風の若者が多くて、その中でも特に、男7人組で飲み放題の部屋がとっても汚かった。オーダーを持っていくたびに、お酒がこぼれてベッタベタの床を目の当たりにして「ここ片付けんの嫌だなー」と思っていた。ところが運の悪いことに、結局あたしがそこを片付ける羽目になった。机やソファーを移動させたり、モップで床を磨いたり、そりゃもう大変だった。でも小銭が合計で466円落ちていた。お客さんはとっくに帰っていたし、シメシメとそれを頂いた。



帰りにタカちゃんが「お腹空いてない?」と聞いたので「別に。どうして?」と聞くと「ケーキ買ってくれたしメシでも奢ろうかと思って」と言われて笑った。「お誕生日のお祝いと、今まで一緒に連れて行ってくれたお礼であげたんだよ。あげっこしたら意味ないじゃん」と言うと「そうかぁ」と言って家まで送ってくれた。



タカちゃんとは、あと2回一緒に行ったらもう自力で行かなければいけない。原付で。



極寒!!!!!!!!
10月4日に免許証を警察署に提出してから、免停期間の90日が経って免許証が返してもらえるのは1月1日だった。だけど、1月1日っていうのは休日だから警察署の中も最低限のところ以外はお休みなので、今日12月28日に免許証を取りに行くことを許可されていた。



母に車で警察署に連れて行ってもらった。誓約書に「1月2日まで運転しません」と書いてサインをして、3ヶ月ぶりに免許証を返してもらった。長かったようで短かったような免停が終わった。夏に暑い日ざしの中、大汗をかいてチャリンコこいでたのって、本当にあたし?多分それ人違いだよ。というほど、今までの苦労を忘れている。つまり懲りない女っていうことだろう。



今年は免許証更新をしなければいけなかった。誕生日の前後1ヶ月以内に更新に行かなければならなくて、あたしは12月1日生まれなので、11月1日〜12月31日の間に行かなければならない。しかし、その間免許証を持ってなかったので、どうしたらいいのかわからず今日に至る。しかも、年内の更新できる日は今日が最後だとか。



警察に「今から更新行こうと思うんですけど大丈夫ですか」と言うと、免許センターに問い合わせてくれた。そして「今からでも大丈夫だし、こういう年末年始にかぶってる人のために1月4日に限り、特別に同じ条件で更新手続きしてくれますよ」と言われた。ありがたい。嫌なことは先延ばしするに限る。「じゃあ1月4日に行きます」と行って、警察にお礼を言って帰った。



吐き気はおさまったのだが、頭痛と腹痛と全身の筋肉痛のようなものが続き、とても更新とか行ってる場合じゃなかった。というか、更新はどうせ座って話しを聞くだけだろうからなんとでもなるのだが、新しい免許証の写真を撮るじゃないか。するってぇと、お化粧したり髪をセットしたり、色々と大変じゃないか。そんな元気はちっともない。



家に帰って倒れた。熱があった。二日酔いで弱ったところに風邪ときた。もう笑っちゃう。



忘年会の幹事の子に欠席のメールを送った。高校2,3年クラスの同窓会兼忘年会だったのだ。しばらくすると、東京に家族ごと引っ越した、幼馴染のナミちゃんから電話がかかった。「まりちゃん今日来ないの!?ナミ戻ってきたのに!」と言われた。だって行けないんだもん。「今日来なかったらもう一生ナミに会えんよ」と怒られた。会いたい。「また東京来てね」と言われた。行くよ。おやすみ。
ということで、あたしは大して飲んでいないはずなのに、気持ち悪くて目が覚めた。これは立派な二日酔い。実家暮らしの宿命とも言える、大掃除のお手伝いをする予定だった。だけど気持ち悪くて出来なかった。本当に申し訳ない。薬を飲んで寝ようとするのだけど、気持ちが悪くて眠れない。すこしウトウトしても、吐き気で目が覚めトイレでゲロゲロ吐いてしまう。



夜になって少し気分が良くなったので、以前から約束していた近所さんとメッセをした。「ニコニコで新しいジャンルを開拓したいね」と少し話して、また気分が悪くなったので退席させてもらった。



実は、二日酔いとか生まれて初めてなんだ。なんだろう。今までいくら飲んでも、寝たらケロッと元気になっていたのに、ていうか、今までに比べると昨夜なんて大して飲んでいないのに。もしかして年をとったということなのか。そうか、あたしもついにそんな年なのか。



とかなんとか言ってる場合じゃない。気持ち悪くて死にそう。
カラオケバイトの忘年会に行ってきた。



みんなでお寿司屋さんへ行った。マキーが出迎えてくれて、良い席をとってくれた。「まりちゃん、ウチに戻ってきてよ」と言われて揺らいだ。だけど、それは出来ないの。ごめんなさいね。



12人で行ったので、2テーブル使った。あたしの目の前には、弄られ役のカイジ。その周りには弄り役の面々。噂には聞いていたが、この弄りは残虐だった。カイジのお茶は、何度注いでもワサビやガリ、レモン汁が入れられるし、タバコには爪楊枝が仕込まれるし、寿司ネタは全部ガリだし、使い古しのお茶パックを投げられるし、コーラーフロートを頼むと、弄り役の3人が連携プレーで食べつくすし、あたしも目の前で見ていてあまりに不憫だったので、もう1度コーラフロートを頼んでやっても、3人は素早い勢いで食べつくす。だけど、「いつもこんな目に合ってます」と言ったカイジは、心なしか嬉しそうだった。



2次会はカラオケに行った。移動途中もカイジは弄られていて、走行中の車の窓からマフラーを捨てられて、走って取りに行っていた。みんな超バカだった。バカすぎて、すごく楽しかった。以前酔っ払って「白い奴は黙ってろ」と言ってしまった白い先輩はカラオケが苦手で、ずっとニコニコ飲んでいた。というか、カイジのマフラーをガッチガチにコブ結びしてニヤニヤしていた。なので、ゲームを考案して遊んでみた。調子にのって焼酎のロックを飲ませっこしたりした。でも、今までに比べると、量的にあまり飲んでない飲みだった。



6時に閉店なので部屋を出ると、6時に退室した客が大量で、ゲロ祭りまで開催されており、こりゃ大変だということで片付けを手伝った。とことん散らかった部屋っていうのも、片付け甲斐があって面白かった。
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